オカ板で見つけたんだが、この本、挿絵と話の内容がかなり不気味らしいですwww
一部の挿絵見たけど、首がやけに細くて長かったり、箱から首が出てたりして、児童書とは思えないような児童書ですね。
一話だけ書いてあったので載せてみる。
主人公のヒロシは夏休みのある日、校庭の花壇のカンナの花をむしりながら暇を持て余していた。
やがてそこを離れて歩きかけた時、後ろから帽子を深くかぶった、顔色が黄色っぽい男に呼び止められる。
「あなたは大きくなったらお医者さんになるんだってね」と、見ず知らずの人に当てられ驚き、おじさん誰?と聞くと、「わたしはカンナだよ」と男は名乗った。
「大きくなるぐらい訳はないんだ」とポケットからチョコを取り出し、ヒロシに食べさせる。
あまりに美味しくて、そのチョコを夢中になって食べていたら、どんどん自分の体が大きくなり、ちょび髭の生えたおっさんになってしまう。
それを見てカンナは笑いながら、「一人前の大人になるには、身なりをきちんとしなきゃ」と自分の着ていた服をヒロシに着せる。
ネクタイをしめたところで、「おめでとう!これで立派なお医者さんだ。ま、せいぜい頑張ってください。」と言って去ってしまう。
「おじさんカバン忘れ物だよ!」と慌てて追いかけるが姿は無く、カバンの中身を見てみると、注射器器、聴診器、体温計が入っていた。
そこへ同じクラスのエミちゃんがやってくる。
しかしこのちょび髭のおっさんがヒロシだと気付く訳はなく、ヒロシは調子にのってお医者さんごっこを始める。
胸に聴診器を当て、「これは風邪だね。注射をしてあげよう。」と言うと、エミちゃんは注射器を見るなり逃げ出した。
仕方なく、校舎の壁だの木の幹なんかに注射をして回ってると、担任のクロマル先生が現れる。
しかし先生もヒロシだとは気づかない。
先生にも診察をしようとするヒロシ。
しかしつい、「あ、先生のベロ三角だね」と素で言ってしまい、先生に、いい大人がこんな事して恥ずかしくないの!と叱られ、僕はヒロシだよ!と必死に訴えるがスルーされてしまう。
先生に、「立っていらっしゃい!」と叱られたので、日が暮れるまで校庭に突っ立っていたが、誰も来なくてだんだん泣きたくなってくる。
「小さくなりたくなったかい?」と声がしたので振り向くと、カンナがいつの間にか後ろにしゃがんでヒロシを見上げていた。
「こどもにしてよ!大人なんかもう嫌だ!」と泣きつくと、カンナは甲高く笑い、ひょいっと自分の首を体からはずす。
恐れおののくヒロシに、カンナは首をつきつけて
「それなら私を元の体にしてくれないか。あなたはお医者さんだろう?それ見ろ!一度ちょんぎられた花は、元のくきにくっつかないんだ!」
と首を地面に落としそのままどこかへ消えて行った。
気が付くと、ヒロシのちぎったカンナの花が転がっていた。
それっきり、ヒロシは二度とこどもに戻れなかった。
・・終わり。
シュールと言うか何と言うか、不気味です。
でも、一度茎が折れた花は二度と元には戻らないと言う意を、
人間の首で表現していると言う説があるので、そう考えると、
良い本だと思う。てか、多分そういうことですね。
ただ、やはり不気味です。(笑
一部の挿絵見たけど、首がやけに細くて長かったり、箱から首が出てたりして、児童書とは思えないような児童書ですね。
一話だけ書いてあったので載せてみる。
主人公のヒロシは夏休みのある日、校庭の花壇のカンナの花をむしりながら暇を持て余していた。
やがてそこを離れて歩きかけた時、後ろから帽子を深くかぶった、顔色が黄色っぽい男に呼び止められる。
「あなたは大きくなったらお医者さんになるんだってね」と、見ず知らずの人に当てられ驚き、おじさん誰?と聞くと、「わたしはカンナだよ」と男は名乗った。
「大きくなるぐらい訳はないんだ」とポケットからチョコを取り出し、ヒロシに食べさせる。
あまりに美味しくて、そのチョコを夢中になって食べていたら、どんどん自分の体が大きくなり、ちょび髭の生えたおっさんになってしまう。
それを見てカンナは笑いながら、「一人前の大人になるには、身なりをきちんとしなきゃ」と自分の着ていた服をヒロシに着せる。
ネクタイをしめたところで、「おめでとう!これで立派なお医者さんだ。ま、せいぜい頑張ってください。」と言って去ってしまう。
「おじさんカバン忘れ物だよ!」と慌てて追いかけるが姿は無く、カバンの中身を見てみると、注射器器、聴診器、体温計が入っていた。
そこへ同じクラスのエミちゃんがやってくる。
しかしこのちょび髭のおっさんがヒロシだと気付く訳はなく、ヒロシは調子にのってお医者さんごっこを始める。
胸に聴診器を当て、「これは風邪だね。注射をしてあげよう。」と言うと、エミちゃんは注射器を見るなり逃げ出した。
仕方なく、校舎の壁だの木の幹なんかに注射をして回ってると、担任のクロマル先生が現れる。
しかし先生もヒロシだとは気づかない。
先生にも診察をしようとするヒロシ。
しかしつい、「あ、先生のベロ三角だね」と素で言ってしまい、先生に、いい大人がこんな事して恥ずかしくないの!と叱られ、僕はヒロシだよ!と必死に訴えるがスルーされてしまう。
先生に、「立っていらっしゃい!」と叱られたので、日が暮れるまで校庭に突っ立っていたが、誰も来なくてだんだん泣きたくなってくる。
「小さくなりたくなったかい?」と声がしたので振り向くと、カンナがいつの間にか後ろにしゃがんでヒロシを見上げていた。
「こどもにしてよ!大人なんかもう嫌だ!」と泣きつくと、カンナは甲高く笑い、ひょいっと自分の首を体からはずす。
恐れおののくヒロシに、カンナは首をつきつけて
「それなら私を元の体にしてくれないか。あなたはお医者さんだろう?それ見ろ!一度ちょんぎられた花は、元のくきにくっつかないんだ!」
と首を地面に落としそのままどこかへ消えて行った。
気が付くと、ヒロシのちぎったカンナの花が転がっていた。
それっきり、ヒロシは二度とこどもに戻れなかった。
・・終わり。
シュールと言うか何と言うか、不気味です。
でも、一度茎が折れた花は二度と元には戻らないと言う意を、
人間の首で表現していると言う説があるので、そう考えると、
良い本だと思う。てか、多分そういうことですね。
ただ、やはり不気味です。(笑
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