僕の大切な人と、そのクソガキ
2011年11月23日 映画◆ヒューマン離婚して以来サエない日々を過ごしていたジョンは、ある晩パーティで理想の女性モリーと出会う。すっかり惚れ込んだジョンだったが、彼女が21歳になる息子サイラスと二人暮らしをしていることを知る。歓迎ムードで迎えてくれたサイラスにジョンは安心するが、ある日、ジョンの靴がなくなるという出来事が起こり、友好的に見えたサイラスとの関係が変わりはじめ……。
コメディだと思ってみたらとんでもなかった。
ジョンが大変パンチの効いたお顔なのですが(笑)、
原題からすると、サイラスが実際主人公なんでしょうかね。
まぁ観れば納得できます。
と言うか、この3人が主人公でもおかしくないと思いました。
バツイチの男、マザコン息子、子離れできない母親、
この3人によって、妙な三角関係に発展。
其々不器用でダメな人間ですが、
其々が其れなり頑張ってる姿、葛藤する姿が垣間見えます。
マザコンのクソガキは本当にクソガキですが、
クソガキなりにも頑張ってるのです。
本質的に器用な人間には理解しがたいかもしれませんが。
映像そのものは正直ものすごーーーーーーく地味ですが、
地味ながら人間味のある良い映画だと思います。
カメラワークが何故かドキュメンタリーチックってのも
あってか、よりリアルさが増してます。
不意に引いたり寄ったりするカメラワーク。
よく海外ドラマで、緊迫感のあるシーンで観たりしますが、
そのような緊迫感は無いはずなんですけどね。(笑
誰にもおすすめはしませんが、自分は好き。
棚の奥の方にひっそりと置いておきたい一本です
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