HOSTEL3
2012年5月13日 映画◆ホラー・スプラッタ主人公の結婚前の“独身さよならパーティ”として、カーター(キップ・パルデュー)ら男友達4人はラスベガスで落ち合う。
彼らがギャンブルを楽しんでいる最中、セクシーな女性2人に誘われ、カーターら4人は現地のタクシーで、あるプライベート・パーティに参加する。
パーティで行方不明になったマイクに会うためホステルへ向かうと拉致されたどり着いた先が、人が人を拷問し殺すことが出来る、会員制の“エリート・ハンティング・クラブ”だったー。
サスペンス映画になったHOSTEL。
HOSTELシリーズ3作目でございます!
今回は、婚約した男を含めた、男だらけの仲間で、
独身最後、パーっと美女と楽しんじゃおうぜ!ってノリです。
婚約前に、風俗行くようなもんでしょうね。
舞台もスロバキアから、ラスベガスへと移りました。
施設も一新し、綺麗な内装、ハイテクに進化しました。
それは、良かった…いや、全然良くない!!!!
この、妙な綺麗さは、もう、スプラッター映画としての、
HOSTELの醍醐味を、完全に打ち消してしまったかのように思えます。
おどろおどろしい雰囲気が、無くなってしまったのです…。
終始、灯りつけっぱなしの、おばけ屋敷に入ってる気分です。
それに、舞台がラスベガスって時点で、違うんだよなぁ。
スロバキアだからこそ、怖かったんだよ。
そして、案の定、一応、このHOSTELと言う映画の見所である
拷問場面も、とってもチンケなモノになってしまいました。
顔皮を剥ぐシーンこそ、痛いですが、
剥いだ皮が、顔用パックみたいで、綺麗すぎるんですよね。
マイケル・マイヤーズもビックリだよ!
Gも私にとっちゃ、気持ち悪いですが、CG感がね…
もうそれどころか、口内カメラに笑っちゃったよ。
途中からは、執行役として、特撮ドラマの敵に
出てきそうな格好した女も出てきました。
いや、もう意味わからないよ!!
終盤にもなってくると、今度は、白熱(?)の
男同士のガチンコバトルが始まっちゃったりして!
あと、拷問クラブの、組織の正体も、前作で明らかになってますので、
組織内部で行われてる事も、今作では堂々とオープンになってます。
何か緊張感に欠けるのは、これのせいもあるかもしれません。
しかし、しかしですよ、これ、スプラッタとしては
残念ながら、あまり観る価値は無いかと思うのですが、
サスペンスとして観ると、そこそこ、よく出来てると思うのです。
本来、HOSTELに大したストーリー性はいらないはずですが、
少なくとも、ラストの展開なんかは、個人的には良かったです。
まぁガッカリ感の方が上回ってますがw
これから観る方は、スプラッタには期待しないで、
サスペンスとして観る事をおすすめします。
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