ロンドンのイーストエンドに住むある若い母親。警察の爆弾処理班の夫レニーとの関係が冷え切っている彼女にとって、幼い息子だけが心の支えだった。

そんなある日、爆弾処理へ向かったレニーの身を案じる彼女はその孤独に耐えられなくなり、パブで出会った新聞記者のジャスパーと一晩関係を持ってしまう。彼女は後悔するが、レニーと息子がサッカー観戦にスタジアムへ向かった日、彼女とジャスパーは偶然再会する。彼の押しに負けて彼女はジャスパーを自宅に招き入れ、再びセックスをしてしまう。

しかしその最中、つけていたテレビがレニーと息子が向かったスタジアムで大規模な自爆テロが起きたことを知らせる。急いで現場に向かう二人だったが、夫と息子を失ったことを知った彼女は、大きな罪悪感に襲われ全てに絶望する。一方ジャスパーは、スタジアムのテロについて、真相を明らかにしようと躍起になる…。

不倫正当化映画です。

これ原作小説が「息子を奪ったあなたへ」と言うものだそうで、
この小説を読んだわけではないのですが、綺麗事すぎやしませんかね。

いや、言いたい事はなんとなくわかる、家族を失った母親が
再び立ち直って歩いていく、そんなメッセージが込められてるんだろうと思う。
家族を失った悲しみ、ぶつけようのない悲しみ、自分の軽率な行動もあって、葛藤している部分もわかる。

うん、わかるよ、わかるんだけど、この母親の言動は、
何か、身勝手で、わがままで、自業自得な部分もある気がする。

夫に冷めて、夫と子供の居ぬ間に、その日出会ったユアン・マクレガーに、
おっぱい見せて、SEX。
夫と子供がテロに巻き込まれたとわかった瞬間、態度を一変。

ユアンに「早く車出せ!ゴルァ」と命令し、スタジアムに駆けつけるも、
自らも被害にあって病院に送られたミシェル…
見舞いにきたユアンに、ミシェルは「あなたが死ねば良かった」発言。

ハッハッハッハ。

あ、ちなみに、SEXシーンはなかなかリアルで激しいです。

こうして、色々あって、母親は子供の幻覚を見つつ、
テロ犯の家族とも会い、立ち直っていくのですが、
最終的に、ユアンとは一切顔も見たくないと言い切りながら、
ユアンとの子を妊娠、出産。

いやいや、避妊しようよ。

このへんも何かモヤモヤするものがありますが、
最後、母親の勘違いポエムで、綺麗に終わらせようとしてるのが、
何とも胸糞悪い。


それより、テロに関するミステリー要素があると思ったのだが、
そこはほぼ皆無。
ヒューマンドラマと言った方が、近いのではないかと思います。




ユアン・マクレガーとミシェル・ウィリアムズのエロを
堪能したい方にしかおすすめはできない…

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